前回書いた「体で2進数」、あの時は実際にやらずに動きだけを書いたのですが、試しにやってみたら意外と良い運動になりました。

次の動きに対して頭も使うし、何より手の指で2進数をやるより一つひとつの動きが明確にできます。
左足から左腕、頭、右腕、右足と桁上り、逆に右足、右腕、頭、左腕、左足と桁上り、32まで数える動作を2回やると結構運動になります。
椅子に座ってやるので、体に対する負担は少ないと思われます。

始めるにあたって少し説明

体の左足、左腕、頭、右腕、右足を2進数の5桁とみなします。

2進数の0を、左足、左腕、右腕、右足を下げた時、頭は上げた時とします。
2進数の1を、左足、左腕、右腕、右足を上げた時、頭は下げた時とします。

5桁の2進数 00000 がスタートの形となります。
5桁の2進数 11111 が31まで数えた時の形になります。

1~5まで

(0)から、左足を上げ(1)

1の形

次は、左足が上がっているので左足を下げて、左腕を上げます。(2)

2の形

次は、左足を上げます。(3):左足、左腕が上がった状態。

3の形

次は、左足、左腕が上がった状態なので、左足、左腕を下げて、頭を下げます。(4)

4の形

次は、左足を上げます。(5):左足が上がり、頭が下がった状態。

5の形

以下桁上りを意識しながら、1ずつ増やし32まで数えます。
左足は、毎回上げ下げすることになります。

少し大変なのは17以降の奇数

19の形

ちょっと大変なのが17以降の奇数です。というのは両足を上げなくてはならないからです。

よく間違えるのは

26の形

よく間違えるのは、いつの間にか頭が下がってしまっていることです。注意しましょう。

この体勢から、始めこの体勢で終わります

最初の体勢

1,2,3、…… 30,31、32と数えながらやってみてください。
32で最初の体勢にに戻ります。次は逆回りに。

だまされたと思ってやってみてください。意外と面白いですよ。

動かす順序はこちらをご覧ください。

ついでに桁の重みの話を少し

<左足から始めた場合>

2進数の1を「ON」、0を「OFF」とします。

1の形

左足の桁の重みは「1」です。左足が上がっていれば「ON」 +1です。
この体操の間、左足は常に上げ下げすることになります。

2の形

左腕の桁の重みは「2」です。左腕が上がっていれば「ON」 +2です。

4の形

頭の桁の重みは「4」です。頭が下がっていれば「ON」 +4です。
頭は下げたときが「ON」の状態です。

8の形

右腕の桁の重みは「8」です。右腕が上がっていれば「ON」 +8です。

16の形

右足の桁の重みは「16」です。右足が上がっていれば「ON」 +16です。

それではこれはいくつでしょうか

1+2+4+8=15 です。