当店の左横の道を少し行き前方を見上げると、レンガ造りの構造物が見えます。そこに向かって、坂道を上がると丸山タンクがあります。

坂道を少し上がったところ

 丸山タンクといってもタンクがあるわけではなく、タンクを載せていたレンガ造りの土台が残っているだけですが。

 ただこれだけ大きなレンガ造りの構築物はあまり見かけません。

最近の写真

 大正3年に竣工され、昭和の初めまで、天竜川からポンプを使い製糸工場へ水を供給しました。
昭和40年頃までは土台の上にタンクがあったようです。

 現在残っている土台は、3重構造の円筒形になっていて、直径約12メートルのレンガ造りの外周が目を引きます。

大正9年頃の写真

 当時の写真はほとんど残っていませんが、1枚ある写真を拡大してその形を見ると、タンク上部から水を入れ、タンクの横から排出していたようです。

タンク部分を拡大

 タンクに蓋があったかどうかわからないのですが、タンクの中に入って、泳いだという話を近所に住んでいた人から聞きました。

 写真を見るとタンクの横に小屋がありますが、ご夫婦でタンクの管理をしていた人が住んでいたそうです。

 タンクの左後ろに面白い形の建物がありますが、これは劇場の宣伝塔です。

 その劇場(宝劇場)が立っている場所が、現在の当店のあるところです。

タンクのある丸山タンク想像動画

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パンフレット

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