倉庫に放ってあったパソコンの埃を払って電源を入れてみたら、なつかしいカーソルの点滅が現れました。
富士通 FM-8
思い出
購入したのは40年近く昔のことです。
電車で秋葉原まで行って購入し、持って帰りました。
大きな箱入りでしたが一刻も早く使いたくて、注目を集めながら持って帰ってきたのを覚えています。
恥ずかしさより、はやる気持ちが勝っていました。
家に帰って早速設置してスイッチをオン。
驚きました。
Ready と表示されカーソルが点滅するだけです。
こんな電気製品を見たことがありません。
パソコンが何かもよくわからず興味だけでこんな高額な物を購入してしまった。
落胆と後悔が襲ってきました。
あれから40年、あの時のことが懐かしく思い出されます。
きっと最近パソコンを始めた人は、あの最初の画面を見たら驚くでしょう。
富士通 FM-8 と iPad の比較
<FM-8>
CPU:6809 8ビット
メモリ:64KB
グラフィックス:640×200ドット
カラー表示:8色
本体重量:6.1Kg
<iPad>
CPU:64ビットアーキテクチャ A10
メモリ:32GB
10.2インチLED 2160×1620
重量:483g
メモリ空間は500,000倍、カラーはフルカラーと8色
FM-8 を使ってみました
ともかくプログラムを入力しないと何もしないので、マニュアルにあったプログラムを入力しました。
このキータッチなつかしい!
少しづつBASICの文法を思い出してきました。
これは、色を変えながら正方形を少しづつ回転させて、円を描くサンプルプログラムです。
この入力したプログラムは、外部記憶装置にSAVEしなければ、電源を落とすと消えてしまいます。
外付けフロッピーディスクユニットもありましたが、残念ながら使えませんでした。
このフロッピーディスクの容量は、382KBしかありません。
これを使って実用的な事が出来るわけではないけれど、自分がコンピュータを操ている実感が得られます。
現在のブラックボックス化しているパソコンの動作より、自分の意図する動作以上でもなく以下でもない動きに安心感を感じます。
子供にプログラミングを教えるなら、このくらいのパソコンが一番いいのではないかと思うのですが。
3月25日の明るい話題
今日は定休日なので床屋さんに行ってきました。天気も頭もスッキリの一日でした。