竹沢製茶さんの「たけざわだより」No.571参照

2019年の国内緑茶購入量

 総務省が発表した2019年の家計調査によると、全国2人以上の世帯の緑茶購入量は18年比0.9%減の791gと、2年連続で800gを割り込んだ。
 支出額は2.6%減の3780円で現行調査方式になった00年以降で最低となった。
 ペットボトルなど茶飲料の支出額は前年比9.3%増の7845円。初めて7500円を超え、過去最高だった。  (静岡新聞より抜粋)

 茶葉でのお茶の消費が減少しているようです。
 私たちお茶屋は、もっと急須で淹れるお茶の良さを再認識してもらうための取り組みをしていかないといけません。

海外の緑茶ブームにも陰りが見えるようです

 抹茶ブームは続いているようですが加工用の低価格商品の需要が伸びているようです。
 粉末茶と抹茶で輸出額の6割強を占め、静岡でも抹茶の生産や販売に力を入れる業者が増えているようです。海外市場では有機栽培の抹茶の需要が高いようです。

やはり飲用としてのお茶の需要は海外では伸び悩んでいるようです。

今年の新茶はどうでしょうか

 静岡でも暖かい日が続きこのまま行ったら3月の終わりに新茶が出てくるんじゃないか、といった話題が出るような陽気です。
 お茶の生育から行くと、冬場は冬眠をして樹勢を休める時期なのですが、この暖かさではうまくいかなかったのではないかと思われます。この影響が新芽にどう出るか心配です。また、あまり早く新芽が出ると遅霜にやられる恐れがあります。さらに、新型コロナウイルスの影響がどう出るか。心配が絶えません。

新茶の時期に、新型コロナウイルスが収束して、おいしい新茶ができればと祈るばかりです。