昨日のまちゼミの時の質問ででた、ほうじ茶の総繊維が特別多いことについての考察
総繊維が多い理由
まちゼミ第2回での質問に対する自分なりの考察です。
お茶に関する資料を手持ちの書籍で調べてみましたが、そのことに関する記述はありませんでした。
下にその時の表を転記しました。
茶種別成分含有量
種別 | タンニン | カフェイン | アミノ酸類 | 総繊維 | ビタミンC |
玉露 | 10.47% | 3.48% | 4.77% | 19.63% | 170mg% |
抹茶 | 7.83% | 3.29% | 5.50% | 20.35% | 90mg% |
煎茶 | 13.44% | 2.64% | 2.94% | 17.89% | 410mg% |
番茶 | 11.73% | 1.55% | 1.06% | 28.70% | 230mg% |
ほうじ茶 | 8.79% | 1.76% | 0.20% | 49.02% | 30mg% |
この表は、わたしがどこからか引っ張り出した資料で出所がはっきりしませんでした。調べたところ、日本茶インストラクター講座の資料から以前に自分で抜き取ったものではないかと思われます。改めてよく見ると、表題が「市販緑茶の茶種別主要成分含有量」となっていました。市販を抜いてしまったのは、私のミスです。申し訳ありませんでした。
この表は、焙煎前と焙煎後を比較した値ではないので、焙煎すると総繊維の割合が増えるということを表しているわけではありません。
ただ、ほうじ茶の総繊維の割合がほうじ茶の原料として使用される番茶と比較しても多いということは確かです。
少し考えてみますと、お茶に関する本に特別載っていないところを見ると、これはお茶に限った特別なことでなく、一般的に食品を炒ることで起こる現象ではないかということです。
そこで、一般的な食品を炒った時の総繊維についてネットを見てみましたが、よくわかりませんでした。
ここからは自分なりの考察ですが乾燥してカサカサのほうじ茶を見ると、炒っても繊維自体の変化は少なく、水分など他の成分が減少したせいではないかいうことです。
確かな資料に基づく考察でなく申し訳ないのですが、ここではこんな結論とさせていただきます。新たな情報を見つけたらお知らせしたいと思います。