先日の信濃毎日新聞に、高遠の高校生がクロモジを使ったアロマ製品を製作した記事が載っていました。
 クロモジの木は岡谷の山にも自生しています。

クロモジの木について

 本州から九州にかけて雑木林に見られるクスノキ科クロモジ属の落葉低木です。ダークグリーンの樹皮にできる黒い斑点を文字に見立てて「黒文字」と名付けらました。

 樹皮に特有の香りがあり、枝を切ったり折ったりするとよい香りがします。樹皮を残したクロモジの材で作られた楊枝は和菓子などによく使われます。葉は芳香性があり油分が多いことから、香水や石けん、入浴剤などの香科として使われています

 果実や枝葉から採取される「クロモジ油」にリナロールという薬効成分が含まれ、抗菌や鎮静に効果があるとされる。  クスノキ科の特徴として病害虫はつきにくい。

岡谷のクロモジを使ってクロモジ茶を作ってみました

夏場に取ったクロモジなので、葉がいっぱいについています。

葉を落として、しばらく乾燥させておきます。

取った葉も何か使えるかと、乾燥させています。

60cmくらいに枝を切りました。

洗わずに煮ると、黒い表皮がたくさん出るので、金ダワシで表面を洗い落としました。

この枝を2cmくらいに切ります。
飛び散りますので、袋の中で切ります。

枝を切りそろえたところです。

ヤカンで煮て鍋に移しました。
最初は、オレンジ色ですが、しばらくするとピンク色になってきます。

灰汁が出るためコーヒーフィルターで濾すとよりクリアでスッキリした味わいになります

完成しました。

 飲んでみると、濃すぎたせいか後味が口に残り、刺激がきつい感じがしました。
 クロモジの良い香りがします。

 もう少し飲みやすくなるよう、煮る時間やクロモジの量など試行が必要です。