以前、静岡新聞の記事より「緑茶を1日7杯飲めるのか」の自己検証を行いましたが、その時3煎目までをカウントしました。
3煎目までで、ほとんどの成分が溶出されると思ったわけですが、お茶の成分の溶出について資料を見た記憶があったので、探したところ下記のグラフが見つかりました。
何煎目まで成分が溶出するか
以下のグラフは日本茶インストラクター講座の資料より抜粋しました。
アミノ酸溶出量の変化のグラフ
カフェイン、カテキン溶出量の変化のグラフ
グラフを見るとお茶の特異成分である、カテキン類、カフェイン、アミノ酸類は3煎目まででほとんど溶出しています。もっというと1煎目で7割くらいが溶出しています。
健康のために飲む1日7杯のお茶は、1煎目以外をカウントに入れてよいのか疑問になります。
あの調査のアンケートのやり方がわからないのですが、1煎目しかカウントできないと恐ろしく困難な数字に思われます。
単に成分を飲めばよいというなら、たくさんお茶を飲めばいいのですが、成分が体に吸収されなければ意味がありません。そんなことを含めて、ゆるくお茶を1日7杯以上と言っているのかもしれませんね。